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女が変える!政治も暮らしも原発も!


by ippyouikki
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10.26 第5回 女が変える「女たちの一票一揆」 院内集会-挨拶

   == 【女たちの一票一揆】第5回院内集会-挨拶 ==
          《 女性の社会地位と脱原発 》

 ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」は
 10月24日、2012年度版の「男女格差報告」を発表しました。
 日本は調査対象となった135カ国中101位となり、昨年より順位を3つも下げたとのこと。

 日本の女性の地位が低い事と、
 脱原発が進まないことに関係性があるのではないか?と考え、
 1位から10位までの国の原発の状況を調べてみました。

『首位:アイスランド』
アイスランドは、日本と同様地震国ですが、
エネルギーの80%を地熱発電と水力発電でまかない、暖房や給湯の90%に地熱を利用。
2050年までに脱化石燃料社会の実現を目指している国です。

『2位:フィンランド』
映画「10万年後の安全」をご覧になった方も多いでしょうが、
事故があると担当者の氏名と携帯番号まで住民に公開されることが定められており、
電力会社の本社は原発の敷地内に建設されています。

『3位:ノルウェー』
ノルウェーに原発はありません。
チェルノブイリ原発事故前から、原発には頼らないことを決め、水力発電が主なエネルギーで、
景観が良い処は鉄塔や送電線も迂回して建てているとのこと。

『4位:スウェーデン』
1980年国民投票で脱原発を決めたものの、
2006年雇用不安から原発推進の中道政権になりましたが、2009年には原発には一切支援しない。原発企業はリスクをすべて負担する事が法律に明記されました。

『5位:アイルランド』
既に1999年、発電に原子力を利用することを禁止していましたが、
対岸のセラフィールドでの核再処理施設の漏洩事件をきっかけに、
英国によるいかなる原発の新設計画にも、
法的措置を含めあらゆる手段を講じて反対する旨を、英国側に伝えています。

『6位:ニュージーランド』
非核宣言し、原発を持たない事を決めています。
それはアメリカの原子力空母の入港も拒否する程徹底しています。

『7位:デンマーク』
40年前、原発を造る計画が持ち上がった際、
3年かけて国民的議論をすることを決めて政府が賛成、反対を並記した資料を提示。
反対運動が持ち上がって1985年、原発を造らない事に決定。
デンマークの風力発電は世界一で日本にも輸出されています。

『9位:フィリピン』
マルコス政権下でアメリカの巨額の賄賂で導入されたバターン原発は火山が多いフィリピンで反対運動が起き、女性大統領であるコラソン・アキノ政権が営業開始を許可しませんでした。核燃料を搬入することなく閉鎖を決定。

『10位:ニカラグア』
ニカラグアにも原発はありません。

 女たちがもっと政治に関わって自らの地位を高めると共に、
 原発を廃炉にしていかなければならないと強く感じています。

 私たちが歩く道にゴールは必ずあるのです。
 それは世界が証明しています。


 今日の会合が有効な力になることを願っています。

            2012年10月26日           代表世話人  木村 結
by ippyouikki | 2012-11-02 13:29 | 【活動報告】